瓶具黒墨のCDは玉石混交

ビング・クロスビーのCDコレクションを整理を兼ねてアップしています

ベスト・コレクション BEST COLLECTION

【日本】 MCAビクター MVCM-41003~4
  ※ 数字の前2桁は定価を示すようです。このCDだと4,100円(税込み)
 
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先のBEST ONEと並行して発売された
 ”TWIN BEST"の名の通りの2枚組ベスト
1992年11月26日発売
 
帯にはシリーズの謳い文句だけで、
もはやビングについては記述なし
まぁ、「世紀の大歌手」とか「世紀のクルーナー」とかを今さらながらに付ける必要はないか・・・
 
1枚に15曲の30曲入りですが、並行して発売してたBEST ONEとのダブリが16曲
 
だったら、2枚組にしないで、vol.2を発売しなさいよ
 
ちなみに、86年発売のBEST22SONGSとは13曲のダブリ
 
ホッチキス留めの解説・歌詞20ページ
解説は、青木啓氏ですが、記述年の記載が無いので使いまわしでしょう
一言一句違わずに使ってます
ということで、DISC.2 TK.8の解説「録音も前曲と同日」という辻褄が合わないことに・・・
BEST ONEも同じ誤り
86年発売のBEST22SONGSは正解です。これが大モトね
 
内容的には「ブルー・ハワイ」や「峠の我が家」、「ダニー・ボーイ」といった名曲がようやくCDで聴けるようになって嬉しいのですが・・・
曲順はどうなのかな~
 
BEST ONEと同じく、ビギン・ザ・ビギンも入ってるんだけど、
2枚目の途中に配されているので大分、印象が違ってきます
 
初CD化の「夜も昼も」から始まるんだけど、ビングのはヴァ―ス無しなので1曲目にすると少し唐突な感じ
アル・ジョルスンとやってる「アレクサンダーズ・ラグタイム・バンド」だと、2人の掛け合いから歌に入っていくし、ゴキゲンなので幕開けにふさわしいと思うんだけど
で、他ではあまり収録されない『ジョルスン物語』の「アニバーサリー・ソング」を続けて・・・
 
せっかくだから、ジョスラン、ブラームスアイルランドの子守唄3連発とかね
 
とにかく、DISC.1 TK.4~7のハワイアン4連発で録音日を無視してまでシャッフルするのは暴挙でしょ~
TK.4 港の灯      (1950.9.5録音)
TK.5 スイート・レイラニ(1937.2.23録音)
TK.6 珊瑚礁のかなたに (1950.9.5録音)
TK.7 ブルー・ハワイ  (1937.2.23録音)
 
気を取り直して、個々の曲
DISC.2
TK.2 ジョスランの子守歌・・・ハイフェッツのヴァイオリンが凄く響いてて、これなんか蓄音機で聴いてみたいな~(2’15”辺りに音とび?)
TK.3 ガルウェイ・ベイ・・・解説にはアイルランド訛りで歌っているとあるけど、ちょっと分かりません。でも、いい曲
TK.4 久し振りね・・・全編にレス・ポールのギターが鳴っててこの曲もいい!1945年7月録音だから、終戦直前。当時は意味合いが違うんだろうな
TK.9 キサス・キサス・キサス・・・バックはブラジルのバンド・ダ・ルア。ゴキゲン。途中バンド・ダ・ルアが歌うところは、スペイン語みたい
TK.13 いつの日か君に・・・チリチリノイズが少しあり
 
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このジャケット、なんだか見覚えあるな、でも違和感あるなと思ってると、BEST ONEのビングと髪の分け方が違う!
写真が反転して使ってありました。このBEST COLLECTIONにはボタンホールが見えるのでこっち向きが正解です
ということで、正しい形に揃えてみました
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【2017年11月25日追記】
 2017年10月号のレコード・コレクターズにベスト盤の裏事情が載っていました
 洋楽マン列伝 外山恵一氏の回
 
 ・ジャケットだけ変えれば曲順を適当に変えれば毎年でも売れる
 ・解説は使いまわし、で、原稿料は半額で
 
 などなど・・・
 
 あ~こういうことだったのねと得心
 
R2.8.19追加(レココレ整理のため、該当部分を)

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