前回、記事にした映画「三人の騎士」の劇中歌が3曲入っているコチラを
と言っても、単体のCDではなく
6枚組の1枚
【日本】MCA ビクター MVCS-23~28
ⓟ1996
セット全部を網羅した77ページの歌詞、解説(青木啓)付き
このため、それぞれのCDには、二つ折りのジャケットのみ
裏面は白紙
収録は、英題にあるようにラテン①~⑯とアイルランド⑰~⑳の20曲
アンドリュース・シスターズが離れているなぁと見ている
ラテンが終わる⑯までは1939年からの録音順
録音年はリセットされて、⑰からのアイリッシュ
(アイリッシュは4曲だけだけど、なぜか録音順でない)
【メキシコ】
コーラスがバックを奏でる中、ビンクがイヤッフーと楽し気に叫んでる①からスタート
サビではスペイン語も飛び出して、すごくキャッチ―
この曲をタイトルにしたペギー・リーとの編集盤も楽しい
【キューバ】バックのトランペットが哀愁を醸し出す中、1番をスペイン語で歌い、一層雰囲気が盛り上がる②
そのカルメンの歌はこちら
⑤ここで三人の騎士、でも、青木先生の解説は三人の紳士となっている
キャバレロは、騎士だったけど今は紳士になってるヒトを指すらしい、さすが!
⑥〜⑨の4曲は、ザビア・クガートと1日で録音
この共演、最高!
1枚で、まとめて聴けるのはありがたいし、バラさずに固めておいてあるのもイイ!
細かく見ていくと
⑦55秒のイントロで期待が高まる、さすがクーギーといったところ
⑧哀愁漂うロマンチシズムに酔いましょう
⑨こちらも3人の騎士からの曲、ベスト盤にも収録されるほどの名曲
⑪〜⑭の4曲はバンド・ダ・ルアとの共演で、こちらも1日で録音
⑪ビングが英語で歌った後、バンドがポルトガル語で歌い、再度ビングが英語詞に
⑫こちらもビングが英詞を最初に歌い、次にバンドがポルトガル語、再度ビングが英詞
⑭ このディスクではBingビングの歌から入っているけれど、
本当はバンド・ダ・ルアのポルトガル詞から歌われている
それはこちらに収録
日本盤は、なぜカットしてあるか不明
ポルトガルスタートの方が断然カッコいい
どちらとも(当たり前か)最後をオッレ!で閉めてそこもカッコいいぞ
さて、17曲目からはアイルランドの歌
⑰と⑳の「イニスフリーの島」は映画「静かなる男」で使われたとの事
映画は、10代の頃に1回見ただけなので歌の印象まではない
⑲ 解説によるとタイトルの ”シレイラ" は、棍棒との事、勉強になります
途中の掛け合いも含めて勇ましい歌
⑳ 前曲とかわって美しい歌で締めくくり
白色トレーにディスクはオレンジ
アンドリュース・シスターズとのラテンフレーバーものももちろんすごく楽しいんだけれど、本物のプレイヤーとの共演は別格
その共演が、まとめて収められているこの日本盤の価値は高い
しかし、この6枚組のセットは高くて当時は躊躇
今ではヤフオクで安い時は1000円位で出てる
少しフクザツ