瓶具黒墨のCDは玉石混交

ビング・クロスビーのCDコレクションを整理を兼ねてアップしています

【CD】 PUT IT THERE,PAL!  A SALUTE TO THE KING OF COMEDY / BOB HOPE & FRIENDS


前回のボブ・ホープと一緒にアメリカ・アマゾンから取り寄せたモノ
2001年3月15日到着 $22.97 
前回のと合わせて送料込みで4,100円と控えている

ボブ・ホープ単独名義
かつ、ビング・クロスビーとの曲も入っているのは、
今回のCDで終了

【UK】 JASMINE RECORDS   JASCD 357~8
           ⓟⒸ 1999
           ※ 製造は CZECH REPUBLIC となっている
     表紙も含めて12ページのホッチキス留めライナー
     解説は GEOFF MILNE (1999年3月)

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番号からも分かるように2枚組
1枚目に16曲、うち、ビングとの共演12曲
2枚目に17曲、うち、ビングとの共演11曲
ということで、あくまでフレンズの一人っぽい扱いだけど
ビングファンとしては、押さえるべき一品

作ってるジャスミンも分かってるでしょう
その証拠にライナーの裏表紙は、しっかりボブ&ビング
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では、内容を見ていくことにしましょう
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なんだか写り込んでるように見えますが
ライナー裏の写真を薄くバックに使っているためです

では、1枚目から
②③と「モロッコへの路」から
前者はサントラ。中東っぽい雰囲気が出てますね
後者はドロシー・ラムーアも加えての嬉しいラジオ録音
映画は1942年で、ラジオは1947年。5年も開いてるではないか
とはいえ、3人での掛け合いが楽しくならない訳がなく・・・
(歌詞が理解できるともっとオモシロイんでしょうが)

④も1952年のラジオ録音
後半はボブ・ホープ版のパロディーに

⑤⑥は「南米珍道中」から
前者はサントラ、途中♪スワニー河、ボブがジョルスン風に♪スワニー
後者は1947年のラジオ録音
ひたすら漫才のごとくに掛け合い
客席大爆笑なんだけど理解は不可
これがひたすら続き唄になるのは5分30秒を超えてから
で、すぐ終わる、でも、また唄

⑧⑨は、シャーリー・ロスとのデッカ録音

⑩⑫⑬の3曲は「アラスカ珍道中」から
前2曲はサントラだけど
⑬はこれまたラジオ録音、映画と同じ1946年
映画でも大概楽屋落ちだけど
ラジオになるとやりたい放題(英語なので多分)
今回もメジャーリーグのオーナーチームを肴に歌いあっています

⑭はドリス・デイとも共演となっています、が
5分30秒辺りから女性と絡みますが、唄わない女性
これがドリス・デイ
♪ボタンとリボンは7分30秒辺りと
唄が始まるまでの掛け合いがめっちゃ長い
唄だけ聴くなら、最初に紹介した How'd Ya Like To Love Me? の方がいいね

⑮⑯はドロシー・ラムーアとのキャピトル録音
でも、前回紹介したキャピトル録音集には入ってなかったモノなのでメッケモン
⑮は最初ドロシーのスペイン語?から始まります
そこで、ボブが(自分は?)クロスビーだけど英語で歌おうよと絡んできます
そこからは二人、英語のデュエット
途中、You know Crosby?
とやり取りがあるんですが
ん~歌詞対訳欲しい


引き続き2枚目へ

①は「シンガポール珍道中」のサントラ

②はなんと第3の男ハリー・ライムのテーマ
ビングとジュディ・ガーランドも加わっての歌モノ
ハリー・ライムの歌って初めて!
って、パロディですけどね

③もラジオ録音のパロディ
カードゲームのスケッチで始まり1分45秒から歌
峠のラスベガスといった趣

⑤は1938年のラジオ録音のためか、他のに比べると音が悪い?
ボブの声が高く聞こえる

⑦は再び「モロッコへの路」のサントラから

⑨はラジオ録音のパロディ・メドレー
ボブ・クロスビーも歌ってる

⑩今度のドリス・デイはしっかり歌ってます

⑪はレッドベターのおやすみアイリーン(のパロディ)

⑫は11分を超えるラジオ録音
途中、腰抜け二挺拳銃の息子の話だ出ているようですが(やはりよく分かりません)
歌の始まりは8分16秒

⑯⑰はシャーリー・ロスとのデッカ録音
サンクス・フォー・ザ・メモリーでクロージング


ジャケット裏面には、「どちらのCDも1時間オーバー」となっていますが
1枚目は、59分06秒
2枚目は、59分30秒
微妙に偽りあり
まあ、これだけ盛りだくさんなら、文句なしの大満足なんですが

録音の整理をしておくと
サントラ  1枚目 1,2,5,10,12          2枚目 1,7,13       8曲
ラジオ録音 1枚目 3,4,6,7,11,13,14   2枚目 2~6,8~12,14,15 19曲
正規録音  1枚目 8,9,15,16             2枚目 16,17       6曲


今回英文のライナーにも目を通したので
ボブ・ホープ伝を控えておくことに

あの特徴的な鼻は ski-nose
ボブは、”アメリカ人にとってのアップル・パイ”とのこと
(日本人にとってのおむすび?感覚的なところは難しいや)
でも、生まれはイギリス、1903年5月29日
1908年に一家でオハイオ
1924年オハイオの劇場でデヴュー
チームの相方が food poisoning(食中毒?)で死亡したりもあったけど
1932年、ニューヨークでソロ・デヴュー
翌1933年には、舞台に立っていた Roberta でRKOのスクリーンテスト
でも、ロバータはご存知のようにアステアに
1936年にはファニー・ブライス
1937年にはエセル・マーマンと舞台で共演
1938年の大放送でパラマウント
ペプソデント歯磨きをスポンサーにラジオ放送開始、10年続く
1939年には渡英
帰りのクイーンメリー号が出航した3日後にドイツと開戦
船はUボートに狙われることに
この際に船長がボブにショウを依頼
これが慰問の始まり
その後は、珍道中シリーズが始まり
二挺拳銃が大当たりと簡単に説明

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最後に、カタログ請求用紙を
これがあるってことは
この時代、まだネットは普及していないんだっけ?
20年前のことなのに、はっきり思い出せません