タイトルにミレニアムとあるから2000年だろうと思ってたけど
2001年2月25日発売
帯にあるように、生誕100年に合わせているようです
当時は、ベスト盤買うのは邪道なんて思ってたこともあって
普通ならスルーなんですが
藤子不二雄A画に惹かれて
買ってしまいましたね
しかも、発売日当日でした
レーベル面にも藤子サッチモが印刷
32ページのホッチキス留めブックレットには
解説(協会会長)、曲目解説(青木啓)、歌詞、訳詞
多岐にわたるレーベルから21曲が収録
録音年に30年近い差があって、音にバラつきあり
でも、収録は録音順で無いので通して聴くと違和感がある並びも出てきます
では、1曲ずつ・・・
おお、それより下から2行目に目がいってしまう
英語にすると「フジオ・フジコ A」になるんだ!
F先生は、「フジオ・F・フジコ」なんだろうか
閑話休題
いきなりバンジョーで始まる①は、改めて聴くとジャズっぽくありませんね~
あれ?歌のバックに右でトランペットが鳴ってるけど、サッチモ?
パーソネルには他にトランペットが出ていないけど
超有名な②もオーケストラをバックにゆったりと熱唱
こちらもジャズのイメージなし
ようやくジャズっぽい③は、1938年録音
ブックレットの歌詞には、バーニー・ビガードやトラミー・ヤングが出てくるけれども収録されているのとは違う録音
この歌詞での録音は、先のポピュラー・ヴォ―カル・コレクションに収録
⑤冒頭の "thrill" は「喜び」と訳すんだ
⑥他愛のない歌詞なのに聞かせるボーカル
後半はトランペット・ソロをたっぷり
ジ―パース・クリーパースはビックリした時の言葉と聞いて、映画「黄金の雨」の「戸棚のガイコツ」とゴッチャになっていたことが、解説読んで判明
タンゴ調の⑨は、訳詞を読んでびっくり。すごい歌詞です
この辺りの50年代の録音が変にステレオになってなくてすごく良い
⑪ ビングとの共演盤でよく聞く曲
⑫ベランダで爪弾くオードリーと違って、サッチモはただただ雄大
マイ・ハックルベリー・フレンドは、道連れになるくらいの親友のことを指すよう
です
ビング盤ではギターだった間奏が、トランペットソロになるのですごく賑やか
録音した時代が違うとは言え、全然違う曲になっている
⑮エラとの共演、後半のスキャット合戦はゾクゾクもの
こうなると、ビングがここで歌っているのとは全然違うモノに
⑯ライナーには出ていないけれど、確かグレンミラー物語のサントラに入っていた曲
レンタルしてカセットにダビング、聞きまくってたのは10代
ライナーにもあるようにオールスターズ全員がソロを取る、これぞジャズです
⑰再びエラ&ルイのデュエット
こちらではエラの歌にサッチモのトランペットのオブリガードが絶品
⑲のライナーに出てくるロッキン・チェアはコチラに収録
⑳ヴァースから入って、オスカー・ピーターソンのピアノをバックに静かに歌う
この歌詞って、こんなに長いの?
豆、牡蠣 、海綿(スポンジ)、電気ウナギなどなどが
「してる」って、訳詞読まないと分かんないよ~
スポンジなんて化学製品しか浮かばないしね
ヒットしたビングの歌では、「してる」のは豆だけ
コール・ポーターの伝記映画のサントラでは
ヴァ―スは無いけど、色んなのがしてました
㉑最後はバンジョーが賑やかな1曲目と同じアルバムからのモノ
ジャケット裏面
今回調べてみると、プラケース仕様も出ていたようです
アゲインなる第2弾も
これも A先生じゃないか~