瓶具黒墨のCDは玉石混交

ビング・クロスビーのCDコレクションを整理を兼ねてアップしています

【CD】WWⅡ RADIO BROADCAST 1944.3.9 & 6.29

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【USA】LASER LIGHT  DELTA MUSIC INC.  12 300

              Ⓒ1994 Ⓟ表記無し

      ライナーは二つ折り4ページ( Laurence J. Zwisohn )

 


マリリン・マックスウェルの歌が入っているCDを探すと

このラジオ・プログラム丸々ぶちこみのレーザーライト盤がヒット

丸々ぶち込まれているということは

理解不能な英語のやり取りもひたすら聞かなければならないということ

さすがに音楽聴こうとするときには選択から外れるディスク

まあ、この際じっくり聴いてみよう

 

 

ジャケットには1943年9月9日録音となっているが

ジャケット裏面には1944年3月9日となっている

ディスコグラフィーを見ても裏面表記が正解と書いてある

ただし注釈は1943年と言うところを1944年と誤記f:id:derbinglejp:20210314184453j:plain

 

ディスクは番組のオープニングからスタート

出演者紹介を聞くと、マリリンはゲストではなくレギュラーの扱いに聞こえる

そのままアナウンスが続き

② Bombardier Song ボンバルディア・ソング

ボンバルディア

検索すると、1942年設立のカナダの重工業コングロマリット企業と出てくる

 

歌詞には、ボンバルディアと一緒にパイロットが出て来たり

ビングが途中 "Bombs away" と叫ぶところがあったりと

この歌でのボンバルディアは、爆弾を投下する役目の乗組員

マーチ調の曲は、戦時下真っ只中

ライナーでは、アーミー・エアフ・ォースへのトリビュート

驚くべきことに、リチャード・ロジャース&ロレンツ・ハートの作品

 

歌が終わってMCが入るんだけど、ここは鼻声のビング?

内容は、戦時下、ファーマーを鼓舞するアナウンス

続いてジョージ・マーフィー、マリリンが登場

ユーキと言う人が誰かわからないヒトとビングの4人での会話

 

③ ビングがソロで歌うメキシカリ・ローズ

歌自体は1分30秒にも満たない

 

CM、番組の冠になっているクラフト・チーズ

マカロニ・アンド・チーズは7分

これぞ、クラフトディナーなんて言っている

と、バックに女性のハミングが聞こえてきて

④ ウィットネス・フォー・マイ・ロード(黒人霊歌?)

 

ジョージ・マーフィーとビンクの掛け合いが始まるだけど

ま~分からない(ライナーにはボクシングネタとある)

 

ここでも鼻声の人がいるけれどビング?

そうこうしているうちに効果音も入って寸劇モード

 歌の一節を歌い合っているうちに

⑤ パロディーのアイ・クドゥント・スリープ・・・が始まるも

40秒ほどで終わってしまう

しかも、ビングの声は聞こえない

 

1938年ドイツ軍はチェコスロバキアに侵攻した

との勇ましいアナウンスに導かれ

男女の掛け合いに

マリリンが呼びかけている相手はハリー

応えるハリー(ビングの本名)は、やっぱり鼻声

「トゥー・スリーピー・ピープルを知ってる?」

「君はシャーリー・ロスだね」

「じゃあ、あなたはボブ・ホープ」と言われ、嫌がるビングはお約束

⑥ 歌が始まっても、この日は鼻声

2人でハモるところなどマリリンは好調なので、

高音部分がしんどそうなビングの状態が余計に目立つ

2分30秒のフルソングなので、万全の状態を聞きたいところ

 

マカロニ&チーズ7分のコマーシャルがここでまた入り

⑦ 映画『我が道を往く』から

映画の公開は1944年5月3日

歌い終わったビングが、リーセ・スティーブンス、バリ―・フィッツジェラルドと一緒にやってる映画の曲と紹介

 

出演者の紹介の後、クロージングテーマが流れて

クラフトチーズのコマーシャル

(今の我が家のクラフトといえばコレ)

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再度「いつの日か君に」が流れて

明日のクラフトミュージックの出演者の予告で終了

ボブ・クロスビー、ジョン・スコット・トロッター、マリリン・マックスウェル・・・

 

ライナーには、クラフト・ミュージック・ホールの説明あり

このラジオ・シリーズは1933年6月から開始して1949年5月まで

最初は、ポール・ホワイトマンがホストを務め

その後アル・ジョルソンが合流するもジョルソンは離脱

1935年12月にはポール・ホワイトマンのポストはビング・クロスビーに交代

 

キャロル・キャロル(?)この人が脚本家のヘッドライター

アナウンサーは、ケン・カーペンター

第二次世界大戦中は、アームド・フォース・レディオ・ネットワークとして

レコードにプレスされ世界中に届けられていた

クロスビーは1946年にクラフト・ミュージック・ホールを降板し

1947年から49年は、アル・ジョルソンがホストを務めた

 

この録音が放送された1944年3月は

対日本戦線においてはマッカーサー将軍がマーシャル諸島フィリピンで

ヨーロッパ戦線では3ヶ月以内の D-Day に備えてアイゼンハワー将軍が指揮

 

 

 

 

続いては1944年6月29日の録音

3ヶ月以上放送が開いているが

我が道を往くで続けたかったのか、1曲目は星にスウィング

 

その ⑨ 星にスイングはチャリオティアーズとミュージック・メイズとの2分25秒

CBSラジオのCDとよく似ているが途中女性のびっくりしたような声が入ったりと

あまり聞き覚えのない録音

ただし、アレンジは同じかな

 

曲の後にはピンナップガールの話題

MCの男性とユキがここでも登場

ボブ・ホープの話題が出てきて鼻ネタ

 

⑩ ゼアズ・ア・スモール・ホテル

マリリン・マックスウェルとのデュエット

 

クラフト・チーズのコマーシャルは

サンドイッチ、ハンバーグも出てくるけれど

最後はやっぱりマカロニ&チーズ

 

⑪ チャリオティアーズ  が歌うアップテンポの曲

 

かすかな馬の鳴き声とともにビングのロイ・ロジャースの紹介へ

掛け合いの中では、サンフェルナンド・バレーの一節を歌うビング

ヨーデルで応えるロジャース

後半ではマリリン・マックスウェルも登場

⑫ ロイ・ロジャースが歌うスクエア・ダンス

初めて聞くが恐ろしく早口

1分10秒ほどの曲

 

1924年ケンタッキー・ダービーの話題から

ここでもビングとマリリンの絡み

男性役はここでもハリー(ビングの本名)

 

⑬ イット・ハッド・トゥ・ビー・ユー

ビングのソロで1分50秒

 

⑭ サン・フェルナンド・バレー

ビングのソロと2番は女性コーラス、3分強の曲

できればロイ・ロジャースとの絡みを聞きたかったところ

※ ディスコグラフィーによると、放送では「ゴーイング・マイ・ウエイ」

  それを、1944年2月24日のサンフェルナンド・バレーに替えている

 

来週はドーシー兄弟が出るよとのビングのアナウンスの後

「いつの日か君に」口笛あり

再度、MCによるドーシー兄弟の予告があったのち、クラフト・チーズのコマーシャル

 

ライナーを見ると放送日はd-dayの2日後

 

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1994/07/28 WAVE梅田店(1,050円)

 

 

令和5年12月追記

まとめて購入したシリーズ5枚

箱に入れても売ってた様子

開封が550円で出品されるも

送料800円

絶対安いけど、ハコだけのために買う〜?

というか、絶対ジャマ

eBay で全方位からの写真あったから

コレで満足しとこう

買ってもサクッと見て終わるのがオチだ

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