瓶具黒墨のCDは玉石混交

ビング・クロスビーのCDコレクションを整理を兼ねてアップしています

【CD】Blue skies  ~ ジャケットも含め、LPレコードをまるまるCDに~

【国名記載なし】

 SANDY HOOK  CDSH 2095

 Ⓒⓟ1984(これはレコードの時のもの?)

 二つ折りジャケット(解説・歌詞等なし)

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ジャケットは二つ折りになっているものの

レコードのまんまなので、中・裏は自社の宣伝

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ケース裏に曲名表記

ここもレコード踏襲型なので

サイドA、サイドBの合計17トラック

レコードそのまんまのダウンサイジングには

最近とみに対応できない眼

あれ?CDは16トラック48分02秒

 

「オリジナル・1946・サウンドトラック・レコーディング」となっているが

セリフなんかは収録されていないタイプ

アステアのタップ音も入らないんだな~

ココが一番重要なのにね

結果、全くもってスリリングさに欠けるモノに

その代わりなんだろうか

最終的にはカットされたシーンの音も収録されている

 

収録順は映画のシーン順ではないけれど

先ほどのアステアとは違って、収録順に聞いていくことに

検証兼ねて、Amazon Prime とシンクロ・プレイ

ん~なんだかCDの音が遅れるな

 

 

① Everybody step  4分41秒

映画では3分手前で、アステアのアナウンスのシーンに

このため映画では入っていないビンクロの歌が

CDでは4分20秒辺りで入ってくる

 

映画では、もちろん入っている踊るダンサーたちのステップ音が

CDには入っていない

 

② A couple of song and dance men

アステアのタップ音が入っていないのはなんともマヌケ

CDには、2人でコントを始めるまでを収録

 

③ I've got my captain working for me now

ビリー・デ・ウルフの合いの手も収録

 

④ getting nowhere

法則性がある訳でもないのか

前曲と違って、子役の合いの手は収録されていない

 

⑤ say it isn't so

こんな曲入ってたっけ?

プレスシートの32曲にもリストアップされていない

どうも、オミットされた曲があるようだけど

このライナーなしCDからは読み解けない

 

⑥ I'll see you in Cuba

オルガ・サン・ファンとのデュエットで収録

こうなるとサントラ盤の価値がある

 

⑦ you'd be surprised

オルガ・サン・フアンのソロ曲

こちらもサントラならでは

 

⑧ Putting on the Ritz

映画では、最大の見せ場のひとつ

アステア映画においても、最高のダンスシーンのひとつ

が、彼のタップ音、ステッキ音が入ってないと

あのダンスシーンも脳内再生が困難に

画竜点睛を欠くモードだけど

DVDどころか配信で気軽に見れる世の中ではモウマンタイ

でも、この状態で聞くと、絶妙のアレンジがされているんだなぁと再認識

 

⑨ Heat wave

男声に導かれて始まるオルガ・サン・ファンのラテン・ムード満載のソロ

と言うには歌の部分が短すぎるけど

この後、アステアとのダンスシーンに展開していくので

曲自体は6分37秒と長尺

映画では、落下のシーンに合わせる形でブツ切り

CDでは、曲としてきっちり完結

 

⑩ Blue skies

冒頭の会話、雷の音は入っていない

丸々歌となる3分バージョン

 

⑪ you keep coming back like a song から始まる4曲メドレー

クダンのユー・キープは、CDでは歌有るも

映画ではアステアとコールフィールドの会話のシーンのため

歌なしの音楽だけに

続く曲からは、ステージで歌っているビンクロのシーンとなるのでシンクロ

彼女と再会&抱き合ってシーンが展開していくので

映画ではビンクロは歌うのは途中で放棄

対して、CDでは1曲まるまる収録

とはいえ、2分18秒

what'll I do はコーラス・メインで

ビンクロが歌うのは what'll I do のみ

続くall alone と Remember も短いけど、まだ歌っている方か

コーラスで再び You keep coming back like a song に戻って終了

 

⑫ ビンクロが歌うアステア・メドレー

これも映画にはない!


I'm putting all my eggs in one basket が22秒まで

cheek to cheek が49秒まで

この後、歌のない部分が1分31秒まで続くので

劇伴の予定だったのか

映画で使われたのは All by myself のみ

曲の最後はコールフィールドとのデュエット

映画とシンクロする

 

⑬ 4曲メドレー

Any bonds today

This is the army

White Christmas

の3曲は映画とシンクロ

最後の God bless America はオミット

 

⑭ serenade to an old-fashioned girl

ジョーン・コールフィールドのソロ

 

⑮ 3曲メドレー

The little things in life

not for all the rice in China

Russian lullabies

完全に映画とシンクロ

映画では間奏部分でアステアのアナウンス

 

⑯ you keep coming back like a song

ラストシーンのバージョン

曲目リストでは、フィナーレが分かれているが

そのままの流れで終了するので

どこからかフィナーレか分からない

 

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1991/11/09 SWING HOUSE 難波店(1,950円)