瓶具黒墨のCDは玉石混交

ビング・クロスビーのCDコレクションを整理を兼ねてアップしています

【CD】ハリウッド伝説 DISC.1 ~え、こんなヒトがというくらいの俳優も歌っていたんだ!と、レア物満載のコンピレーションはやはりと言えばやはりの廉価盤~

今回も、ハリウッド映画の録音集(の廉価盤)

ジャケットに映るのは、いつものスター

でも、ドリス・デイ、アステア、ボブ・ホープともう一人は誰?

並びの「格」からいうと、ジュディだけど

なんか違うようでもあるし・・・

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【UK】WISEPACK  LECDD634

             ⓅⒸ1995

 帯を巻き付けただけの日本仕様は、WCD-139

            輸入元:蝶理株式会社

    発売元:キープ株式会社      

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ディスクには、SEE INLAY FOR DETAILS とあるけれど

この程度

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オリジナルは、どの映画の挿入曲とも書かれていないことを思うと

日本盤はガンバっていますねf:id:derbinglejp:20220730112615j:image

 

① Falling in love again

マレーネの「また恋してしまった」のは英語

終始、チリチリ音が鳴っている痩せた音

ノスタルジーを感じさせる古い録音

映画公開時にドイツ語の他にも英語の歌を録音していた?

② If you haven't got love

サンセット大通りしかイメージできないグロリア・スワンソン

華麗な高音は若々しさそのもの

 

③ ルドルフ・バレンチノ

サイレント映画のスター、しゃべるとあまりの声の悪さに幻滅

と言うエピソードをどっかで読んだような

その彼が1曲まるまる歌っている

でも、もう一度聞こうと言う気にはならない

 

④ Day after day

こちらのジェームス・スチュワートも歌うイメージはない


⑤ アステア&ロジャースのデビュー作『空中レビュー時代』の

主演女優としての認識しかないドロレス・デル・リオ

この時代は、高音でオペラチックに歌うのが定石なんだろうか

「ラモナ」は1928年の同名の映画から

 

⑥ 盛大にチリチリ音が入っている1曲

1934年レオ・マッケリーが監督した『罪ぢゃないわよ』

Billie Holidayのイメージが強いけれど、オリジナルはこのメイ・ウェスト

映画ではデューク・エリントンがバックバンドになっている

サントラ音源?

そう思って聞くと、この時代のジャングルサウンドに聞こえてくる

⑦ all I want is just one girl

ネットで調べるとガス・アーンハイムのココナッツ・グローブ楽団

この楽団にフレッド・マクマレイはクラリネット奏者として在籍?

この曲はそう?

 

⑧ これはお馴染みの「サンクス・フォー・ザ・メモリー

音源としてはかなりチリチリ言っている

 

⑨ got a brand new suit

やっぱりエレノア・パウエル

1番を歌った後はタップの音が続くよ、最後まで

 

⑩ 巻き付けオビには『トップハット』となっているけど『艦隊を追って』が正解

ジンジャー・ロジャースのレコード録音は他のCDには入っていない

我が家だけでなく、世界的にも貴重では

映画ではストーリー展開からか、投げやりな歌い方だと思ったけれど

ここでは、結構丁寧に歌われている


⑪ 1930年代の映画が続いている中での『旅愁

でも、劇中では古いレコードの設定だったから違和感なし

収録は、オリジナルのウォルター・ヒューストン

ジェームズ・キャグニーの「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー」

最後はタップまで飛び出す芸達者ぶり

 

⑬ ドロシー・ラムーアの「マナクーラの月」

 

⑭ ジュディの「虹の彼方に」は、冒頭セリフから入っている

音が右左に振られて真ん中で聞いているとちょっと気持ち悪い録音

⑮ ジョ-ン・クロフォードの歌は他のCDでは聞かない

 

⑯⑰⑱、最後の3曲は、『ハリウッド玉手箱』にも入っていたもの