瓶具黒墨のCDは玉石混交

ビング・クロスビーのCDコレクションを整理を兼ねてアップしています

【SPレコード】 ホワイト・クリスマス

クリスマス当日には、今年落札したSPレコードの解説をじっくり見ることに

ネットを検索していると、DS 70と並記したSPレコードもある様子

今回入手できたのは単一番号

比較はできないけれど、DSがドーナッツ盤の番号ならこちらがより古いのかな

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二つ折りの文句カードを開くと歌詞&解説
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解説は懇切丁寧

冒頭、「クロスビーファンが待ちに待った」とあるので

これが本邦初なんでしょう

ここでは、ホワイト・クリスマスは映画『スウィング・ホテル』の主題歌として紹介

1954年の映画『ホワイト・クリスマス』以前の発売と分かります

 

歌詞上の表記はクロスビー、アンドリュースと横棒

解説ではクロスビイ、アンドリュウスと校正なし

昔は「ジングル・ベルス」と思ったら

タイトルでは「ジングル・ベル」

 

裏面へ移る箇所には「楽譜300万部、レコード500万枚の売り上げ」となっています

この数字は、緑色の顔ジャケ・ドーナツ盤になった時も増えていない

その後は、倍増計画の如き伸び率

 


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さて、ジングル・ベルスの解説では「ジンタ・バンド華やかなりし頃」との表記が見られる

ジンタ・バンド?

明治中期、民間オーケストラ「市中音楽隊」とある

西洋音楽を民間に広めた貢献者

でも、乱立するようになって広告的な仕事・チンドン屋

 

凄いなこの解説と読み進めてきたけれど

最後に納得、(野口久光)とありました

流石です

 

この徹底解説は、ドーナッツ盤にも流用

ですが、記名無し

そりゃあ、ドーナッツ盤には

「先ごろ公開されたホワイトクリスマス」とか

ハイフェッツのレコード番号が追加されていますが

著作権とかは?

まあ、おおらかというか、いい加減な時代だったんでしょう

 

発行者の名前は漢字で帝畜工業となっています

 

 

ハイフェッツホワイト・クリスマス

ビングとの共演2曲も収録されているココに

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内袋はSPもEPも同じですが、25センチと17センチなので割合が違ってきます

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bingcrosmycd.hatenablog.com

 

令和5年6月追記

何枚かまとめて落札した文句カード

間違って届けられたホワイトクリスマス

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そっくりそのままおんなじだと思ってるのに

最後の最後

テイチクの表記が漢字とカタカナ!