本国アメリカの愛のないCDを紹介したので
青木先生時代の日本の”良い”CDを
6枚組のビング・クロスビー・コレクションから
まるまる1枚がカントリー、しかも20曲
タイトルはウエスタンですが、まあ同じ
ジャケットにもデッカ時代のアルバムを使うなど心にくいデザイン
しかし、20曲も入ってるとダブリ曲もいくらか
紙ジャケットの『峠の我が家』とのダブリは
①②③④⑰
アメリカMCAの『マイ・フェイバリット・カントリー』は①⑤⑰
両方合わせてもダブリ曲6曲は思ってたより少なめ
ただし初っ端からの5曲がダブリ
良い曲を前半に集めるからかな
録音は①から④は1930年代の後半
「峠の我が家」を1曲目に持ってきたかったのかな
そこだけは微妙にずれてはいるが、基本的には録音順
⑤~⑯までの1940年代の録音は微妙に前後
その後の4曲は1950年代のもの
ダブリ曲、ベスト盤でよく聞く⑥⑨は、耳なじみの曲
⑦ ようやくなじみのないナンバーは、弟ボブ・クロスビーとのご機嫌な1曲
⑩ も、ウディ・ハーマンとのご機嫌な1曲
⑪ アンドリュース・シスターズとの共演はいつも楽しい
⑬ ♪ 夜の帳が降りるとき
日々の仕事が終わって焚き火を見ながらたたずんでいるようなしっとりとした曲
⑭ アンドリュース・シスターズとのこちらもご機嫌
⑮ 映画『ブルース・ブラザース2000』での印象が強烈な曲
ビングもいつもとは違って幽霊が出てきそうな声で歌っている
⑯ 青木啓先生のレコードコレクターズの連載では
この録音はフランキー・レインに対抗するため即席で仕上げたものと書いてあった
が、ムチの音に、ビングは喋りながら歌いながらの大熱演
最後はしゃべり続けたままフェイドアウトする即席とは思えない仕上がり
フランキー・レインの録音はこちらのベストに
ローハイド、真昼の決闘といった超有名どころと一緒に12曲のうちの1曲として収められている
フランキーの録音は超快速のテンポで進むも、ラバはこんなに早く進むんだろうか
ヒヤーって急かしてるけどね
⑰ アンドリュース・シスターズとの共演だけど、
こちらは水を求めて西部をさまよう男の歌
さすがにいつものようにお気楽な感じはしない
⑱ 本当にご機嫌で大好きな曲だけど、これもカントリー?
チャタヌーガがテネシー州の都市だからウェスタンソングでいいのかな
⑲ 「この世の終わりまで」は他では聞かない
1950年代の録音になるとベストにあまり入ってないからかな
⑳ 最後を締めくくるのもご機嫌な1曲
共演はキャス・カウンティー・ボーイズ
かれらの名前は、チェスターフィールドのラジオ録音集から記憶するようになった
ディスクは6枚共通のデザイン
ジャケットの裏も共通