瓶具黒墨のCDは玉石混交

ビング・クロスビーのCDコレクションを整理を兼ねてアップしています

【CD】LEGENDS IN CONCERT   WHERE THE BLUE OF THE NIGHT MEETS THE GOLD OF THE DAY ~DVDもあり?コンサート録音との期待は裏切られ~

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【国名の表記無し】 バーコード50スタートでイギリスか

          WHE International Limited   WHEICD 10949

                                    Ⓒ2006

 

bingcrosmycd.hatenablog.com

以前から気になっていたモノで

昨年eBayで入手

購入理由はタイトルを

「伝説の歌手、コンサートで歌う」と思ったから

ただし、曲目からは30年代初頭の録音にしか思えない

それでも、DVDもあるなんて書いてあるんだから

信じましょうよ

ビンクロの写真は年いってからの顔だしね

 

まあ、ディスコグラフィーに載ってなくて確認不可

騙されてみるのも一興?

 

CDローディング

18曲54分15秒

1曲あたり3分は、SPレコードの目安

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1曲目、イントロの音でコンサートにあらず

ではこの裏ジャケット " also available on DVD "は?

 

映画の曲が並んでいる感じなのでサントラ?

と、ほのかに期待したけれど

音源は全てレコード用の録音

こうなると、余計にDVDの映像が気になってくるけれど・・・

 

 

コンサート録音でないのは残念だけど、しっかり聞いていくことに

 

収録曲は1930年代初頭

リマスタリング・バイ誰々などの記載はないけれど

この時代のものにしてはすごく聴きやすい音質

 

① pennies from heaven

ビングのソロ・ヴァージョン

改めて聴くと、全編ヴァースみたいな曲

 

③ Temptation

この時代のビングは、情感を込めたいわゆるエモーショナルな歌い方

ここでも、後年の軽やかさは皆無

 

④ Mr. Gallagher and Mr. Sean

ジョニー・マーサーとの共演

ここでも音が明確で、内容が聞き取りやすく感じる

前曲と違って、ジョニー・マーサーに呼応してスキャットするビングは軽やか

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これ、ジョニー・マーサ―が作った曲だとばかり思っていたら

ギャラガーとショーンの作

ミュージックシートの表紙を探していて発見したのが

ジョンズホプキンス大学のコレクション・サイト

コロナ以前には聞いたことない大学だったけど

 

⑦ ダイナ

チリチリ音が入ると思ったら

あまり聞かないテイク違いの方

ビングが飛び込んでくるスキャットも違っていて新鮮

もし、このCDで初めて聴いたなら著しく興奮したであろう収録

心憎いね

 

⑧ スウィート&ラブリーはあまり聞いていないのか

ヴァースが新鮮聞こえる

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⑩ cabin in the cotton

器楽ソロもしっかり

もちろんビングのスキャットも飛び出して

この頃のビングは、ジャズ!

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⑪You are getting to be a habit with me

1分10秒を超える前奏

昔はなかなか歌い出さない曲は苦手だった

 

⑬ Some of these days

スキャット、バリバリのスインギーな1曲

この感じは昔から大好き

ギター〜トランペット〜クラリネットと繋いでいくソロも最高

 

⑮ you are beautiful tonight my dear

こちらも1分30秒からようやく歌が始まるスイートなオーケストラ、そして曲調


⑰ 映画『愉快なリズム』の主題歌「おいらはカウボーイ」

調べていると、ダン・ヒックスも歌っていた

(というか演っている)

呑気なカウボーイソングと100%マッチしている

 

⑱ミルス・ブラザースとのシャインで幕

やはりミルスと共演はスリリング!

 

 

裏面の解説というかコメントには、

20世紀のスーパースターのひとりビング・クロスビーは100本以上の映画に出演

1900曲以上を録音している

 

ニューヨークの寄せ、劇場でスタート

(cut his teeth って言うんやね)

ニューヨークではなくて西海岸では?

最初の録音が1926年は正解

 

ビング・クロスビーはレコード、映画だけでなくテレビスター、

特にクリスマススペシャルで記憶されている

 

そしておまけのように

テープレコーダーの開発、彼の名を冠したプロアマのゴルフトーナメントのことが書かれている

 

ビング・クロスビーの最後のレコーディングは4日前のBBC放送

そして1977年10月14日にスペインのゴルフコースで死去

 

ビング・クロスビーは本当のレジェンド

 

と、言うことでアルバムタイトルはレジェンズ・イン・コンサート?

まぎらわしいからレジェンドで止めなさい!

 

とにかくこの顔です

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透明トレーの下も

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ジャケット裏も

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心なしか傾いている

 

2021/10/26 eBay(1,903・込み)

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