レコードだと5枚組75曲
たしか、7,500円だったな~
1曲100円
それなら、安いよな~なんて葛藤は高校生
CD化は1994年
大枚はたいてレコード買って
さすがにCDはいいや~と思ってスルー
が、メルカリの出品は2,000円を割って
1曲いくら~?ってレベル
で、買ってしまうのはオトナのサガか
レコードもCDも収録は同じ75曲
ただし、権利関係で一部入れ替わりあり
まず、一番最初に耳に入る1枚目の1曲目
レコードでは「チューリップ畑を抜けて」
(改めてタイトルみると、踊りながら行けば)と言う古色蒼然の極みだったのが
アル・ジョルスンのマイ・マミ―にチェンジ
これで随分と印象が違う
だが、トーキーの幕開けをつけるこの曲こそ
『ハリウッド玉手箱』のオープニングには最適
② マレーネの「また恋してしまったの」は英語
ネット拝借で見てみると
当時のタイトル「妾の恋は戯れよ」とスゴイ
また、このCDには入っていない「小粋なローラ」には
スゴイ日本語訳が、当てられている
③ エディ・キャンターの歌を聴くのは初めて
クロスビー以前の人なのにこんなに囁くように歌うんだ
ラストは、んにゃむにゃにしか聞こえないけどね
④ ここでビンクロの「プリーズ」
キューコー先生の解説は「魔術的な説得力のある歌唱力」と大絶賛
⑤ ミルスのタイガーラグは、90年前の録音
今聞いてもスリリングな展開、完璧なコーラス
⑥ メイ・ウェストの録音も初めて聞く
扇状的なトランペットが要所要所で効果的
歌は『妾は別よ』から
次作『妾は天使ぢゃない』の惹句はビックリするくらい扇状的!
画像拝借で見てみると
⑦ビンクロともラジオでデュエットして強烈な印象を残すジミー・デュランテ
ソロでも、同じ調子
⑧⑪ 名前は聞くけど歌はほとんど聴いたことがないディック・パウエル
すーっと流れていくような歌い方のせいか
印象に残らない
好み、ではない
⑨ フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースの映画『ロバータ』から
アイリーン・ダンが歌う「煙が目にしみる」は
アステアのCDには入っていないからメッケモン
⑩ ビンクロの I wished on the moon
歌が始まるのは1分30秒経ってから
1分ほど歌った後はまたインストと
改めて聴くと覚えてるイメージと違うんだってなる
⑫ 久光先生が女クロスビーと紹介するフランセス・ラングフォードは
フランセス・ファーマーとごっちゃになりがち
この曲だけ音悪い
⑬ 久光先生、ここでもビンクロをベタ褒め
「黄金の雨」は、ビンクロのソロ・バージョン
⑭ 映画『黄金の雨』ではビンクロが開いたレストランで
サッチモ楽団が演奏するときに使われた曲
(解説はシーンを勘違いされている様子)
⑮ ではスウィンギーなフランセス・ラングフォード
そして⑰イージー・トゥ・ラブではしっとりとした歌を聞かしてくれる
⑱ ビンクロ得意の口笛で始める「月やけ(ムーンバーン)」
これも耳に残る曲だけれど、収録されてる他のCDはすぐに思い浮かばない
ムーンバーンで「月やけ」
いいですね
途中、ジョーと呼びかけるピアニストはジョー・サリバン
『海は桃色』の挿入歌だから、コール・ポーターとばかり思ってたら、ホーギー・カーマイケルでした
⑲ あなたはサイコーと連呼する歌詞で
You're Camembert と言う一節
『上流社会』でビンクロとシナトラが歌い合う「本当ですか」
ここでも登場するカマンベールはチーズ?
調べてみると、おお、チーズの女王!
サイコーの名詞に連なる訳ですね
そういえば、どっちもコール・ポーター
単に彼の好みかも
他にも
韻を踏むために Inferno's Dante (ダンテの神曲地獄篇)と
ジミー・デュランテの鼻をかけていたりと
言葉遊びが楽しい1曲
㉑ よくカバーされているアーヴィング・バーリンの曲
ここでもティック・パウエルはあっさりめな歌い方で
かれの曲としては記憶に残らないのでは・・・
㉒ ㉓ ビンクロの映画『ブルー・ハワイ』からの2曲
「スウィート・レイラニ」の作者ハリー・オウエンズは、
なんとネブラスカ生まれの白人との事
そして、彼が結成したロイヤル・ハワイアンズは本土で結成した後にハワイへ
完全にハワイの楽団だと思っていたな~
1番のファルセットはハリー・オウエンズ?
㉔ ボブ・ホープのテーマ曲になる「サンクス・フォー・ザ・メモリー」