引き続き、アル・ジョルスンとの共演集の2枚目を
① 新曲です。のMCからスタートする bye-bye baby
② ゲストタイムです。シンギング、バードウィスリング・・・・
ビンクロの紹介からヤングマンのアルが登場
ソロで③ is it true what they say about Dixie
⑥ My blue heaven では、ビンクロがふざけて高音で歌う箇所あり
アルがすかさず Singing high とツッコミ
アウンの呼吸で展開
⑧ ビンクロがソロで、アービング・バーリンのKateをしっかり歌唱
⑨アルの有名曲 Ma bushin' Rosie を2人で
途中アルがビンクロのサポートに回る場面も
⑩ 「サンボネット・スー」で検索すると
キルトとかパッチワークで女の子が出てくる
人名事典なら適格にヒットする?
⑭ the best things in life are free
諺:人生で一番大事なものは無料、つまりお金では買えない
プライスレス?
⑯ 大層スピーディーなベビーフェイス
⑳からは「お楽しみはこれからだ!」で始まるアル・ジョルスン・ショー
その⑳はテーマ曲程度に
㉑ 途中ウエディングマーチの一節も流れる for me and my gal
㉒ オスカー・レヴァントとのやりとりから入っていく㉓のピアノはオスカー
勢い余って仕切ってしまうビンクロを諫めるひと幕もある㉔は、
chat でも面白い
㉕ コーラスを伴って歌う The wiffenpoof song
基本的にはフレッド・ウォーリングとのデッカ盤と同じ
ところで、wiffenpoofって?
エール大学のアカペラグループがウィフェンプーフ
グループは1909年創立
学生なのでメンバーは入れ替わるけど現在も続いている
㉖ オスカー・レヴァントを含めた3人でのやりとりから
㉗ ピアノだけの Carolina in the morning
続く㉙ Beautiful dreamer も一緒にやろうと言う言葉が聞こえるんだけれど
バックに聞こえるのはストリングスとハープ
㉛ オスカー・レヴァントのラプソディー・イン・ブルーから始まる
ガーシュイン・メドレー
歌の方は最後を除いてビンクロとアルの交代制
オスカーのピアノ版ラプソディー・イン・ブルーは途中長めにも再登場
あれ?こっちはコンチェルト・イン・F?
このメドレー、オスカーのピアノも含めてサイコー
贅沢です
㊳ Whispering
ここでのビンクロはスイングするwith a beat の時のスタイルではなく
抑えてスローに歌っている
①で新曲と紹介された Bye bye baby ㊵ を2人で
そして、快調なロバートEリー㊷をデュエットして幕
㊸からは1950年4月10日録音のビンクロのショウ
㊻㊽㊿ 2人交互に歌って最後は合わせて
気持ち良さそうだし観客も大喜び
52 最後はフォスターでしっとりと終了
ケン・バーンズのライナー
時は1946年12月23日
クリスマス前日の収録だけど
フィルコ・ラジオタイムの放送は年明け
だからクリスマスソング歌わない
でも、オーディエンスにはクリスマスプレゼント
ビングはエイプリル・シャワーズの15小節をいつものスタイルで
続く16小節は、違う声、違うスタイルで聞こえてくる
そしてアル・ジョルスンが姿を現す
これがビングの少年時代からのアイドル
アル・ジョルスンとのショウの始まり
なんて、詩的な解説が7ページにわたって続いてる
が、英語だからよくわからない
録音についての記述を拾ってみると
1946年12月から1950年4月の間に12回のショウのために録音
そのうちの10回がビンクロのショウ
2回がアルのショウ
始まった1946年は、映画『ジョルスン物語』
世間はアル役のラリー・パークスのような若者とイメージ
しかし、その実、60のハゲオヤジ
当時、アル本人は世間には忘れられた存在?
ショウが始まるまでのアルはナーバスに
なんて記述は、
そばで見ていたレオ・ロビン(レイニー・ナイト・イン・リオの作者)
でも、アルの心配は不要
結果、ショウは12回も続いていく
そして、次のショウのためにサンフランシスコ入りした1950年10月23日
アル逝去
朝鮮戦争への慰問で体調を崩していたのも原因
一つ目の I've got the sun in the morning が
アルが出ていないビングのショウからの収録
2008/02/21 HMV 2,041円