瓶具黒墨のCDは玉石混交

ビング・クロスビーのCDコレクションを整理を兼ねてアップしています

1930年代の短編映画  BING CROSBY THE CENTENNIAL ANTHOLOGY ~ DVD篇 ~

今度は、DVDを紹介します

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  シールにある「完全にカットなし!」とは
「ま~、長いんだけどノーカットで収録!」というんではなく
「古~いフィルムだけど欠落無しで収録してるよ!」って意味かな
 
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このように、マック・セネット制作の短編映画が4本入っています
マック・セネットの名前は、中学の時にチャプリン自伝を読んで覚えました
なので、この映画もビングが歌いながらもコメディです
 
この時代なら、撮り終えたらすぐリリースしてると思いますが(後ほど訂正)
そうであればCDと同様に収録順は制作順ではありません
 
リリース順に並べ変えてみると
② 1931.9.13  ※ これだけ監督もマック・セネット
① 1932.3.20
④ 1933.1.6
③ 1933.3.24
 
***注意***注意***注意***注意***注意***
 
以下、自分の覚え書き用にそれぞれの内容を記載します
完全にネタバレも含まると思いますのでご注意ください
また、字幕無いので勘違いが多いと思います
 
② I SURRENDER DEAR
  バンドリーダー兼シンガーの BING CROSBY (役名もこのまま)が
  駅に妹(???)を迎えに行く振りして、到着した娘にいきなりキス
  同じ娘にホテルのレセプションでもいきなりキス(これはナンパの手口?)
 
  で、キスした娘のラテン系のフィアンセ登場(フレッド・アステア
  トップハットにもいたタイプ、当時の典型的な仇役?)
  ラテン系が持ち歩いてる仕込み杖(これは一般的なアイテムなの?)で一悶着
 
  キスした娘の気を惹こうと自分は BING CROSBY だって言うんだけど
  ちょうどラジオからビングの歌声が・・・
  「本物だったらここにいるはずないじゃん」(生放送が当たり前の時代かな)
  「違うよ、これはレコードだよ」との弁明も聞かずに出て行く彼女
  出て行くとラジオから「フォノグラフでした」ってアナウンスが・・・
 
① BILLBOARD GIRL
      映画観てると、看板の娘のことかな
  今だと、ビルボードはヒットチャートだけどね
  今回の役名は BING のみ
  空想シーンとかが、面白いといえるかな~
  (どの作品も基本的に大笑いできるようなものではありません)
  後部に大きなプロペラのついた車を乗り回すんだけど、これって映画用?
  普通に走ってたんだったらスゴイ時代だな
  最後には、ボンドカー並みに活躍!!!

④ BLUE OF THE NIGHT
      ラジオでも人気のモテモテのバンド・シンガー役
  今回の役名も BING CROSBY
  
  列車に乗ってボーイ・ミーツ・ガール
  お互いに「結婚は?」って確認
  彼女が見栄張って「ラジオで有名なビングと結婚するの」
  顔が見えないラジオ時代でしか成立しないオハナシ
  
  車中、ラジオの振りして歌うビングのシーンがイイね
  この後、突然シーンが変わって(これが「2巻」モノってことかしら)
  
  新聞にビング・クロスビー結婚のスクープが・・・
  では、列車で会ったあの人は新聞記者だったのかしらと思い込み
  再会した二人だったが、
  彼女はビング・クロスビーを本物のビング・クロスビーと夢にも思わず
  「ビング・クロスビーとの結婚はやめるわ。あなたが好きになったから」
  と、本物のビング・クロスビーに本物のビング・クロスビーだと思ってないから
  告白(あ~、文章にするとややこしい)

  それを見ていた彼女に横恋慕する男が「これは詐欺だ」と警官を呼んでくる
  「お前が本物のビング・クロスビーと言うなら賭けをしようじゃないか」と男
  「受けてたとう」とビング
  ポケットを探るも、証明できるものがない
  探っているうちに閃いた
  「あそこにあるのは、お前の車か?どうせなら車を賭けようじゃないか」
  ビング・クロスビーを本物のビング・クロスビーと思ってない彼女は
  「あなた、馬鹿なことはやめて」
  横恋慕男は、大乗り気で警官の前で賭けを誓約
  
  はて・・・どうやって証明しよう
  「歌ってみなよ」と警官
  ここで、タイトルソングの♪WHERE THE BLUE~

      本物のビング・クロスビーが彼女も車もgetして大団円
  
③ SING,BING,SING

  ここでも BING CROSBY としてラジオ・シンガーの役
  父親に "CROONER" ごときが!
  と、娘の相手にはふさわしくないと反対されているビング
  ラジオ放送で、駆け落ちの段取りを伝えるけど・・・
  父親にもバレバレ(そりゃあ公共放送だもん)

  途中、電話で(悪魔と漆黒の海の狭間で)「絶体絶命」を歌い
  いざ、駆け落ち

  ここのドタバタで、
  池にはまってライフルが水鉄砲になったり
  カーチェイスで何故かサー・チャールズってゴリラが出て来たりとか
  
  4作品の中では一番ギャグ度高いかも

改めて、DVD部分の解説読んでみると・・・

 ・ 1巻(1 reel)が10分、2巻20分
 ・ こういった短編は、ウォーレス・ビアリー(この人の映画、10代でテレビで
   見たな。ゴツイ顔なんだけど子役とハートウォーミングな内容で印象深い。
   でも、タイトル覚えてないや)、ノーマ・シアラーのメインになる映画の
   前座として上映
 ・ でも、"Shorts not only served as a nice warm-up for ・・・"
 ・ 他にも、マック・セネットはチャプリンだけじゃなく、
   グロリア・スワンソンやキャロル・ロンバートを発見したとある
 ・ ビングは、1931年6~8月に週600$でサイン、2巻モノを4本製作したと
   あるから、このDVDの4本なのかな~
 ・ マック・セネットとは、翌年にも2本製作、合計6本を製作