瓶具黒墨のCDは玉石混交

ビング・クロスビーのCDコレクションを整理を兼ねてアップしています

【CD】AMERICAN MASTERS : BING CROSBY REDISCOVERED THE SOUNDTRACK

【USA】BING CROSBY ENTERPRISES  B0022004-02

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2014年発売
デジパック仕様 ホッチキス留め16ページのライナー
レア写真も多いけど、CDサイズなので小さめ

先のDVDのCD版という感じだけど、DVDではフェードアウトしてた曲もフルで入っているので音楽として聴くならコッチ

内容は、映画用のリハーサルから始まりラジオ録音10曲、テレビ録音5曲
DECCA録音のアウトテイク1曲、映画の別バージョン1曲などレア曲満載!

ビングと言えばのホワイト・クリスマスも、原盤の痛みが激しくて日本盤には収録されなかった1942年DECCAオリジナルを収録

いや~、心憎い選曲ですね

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ROBERT S. BADERによる解説も各曲細かく書かれています
ちょっと拾ってみると

① 映画用のリハーサル
  パラマウント音楽監督BORIS MORROSを歌詞に織り込んでいる
  (この人はソヴィエトのスパイだったらしく
   1960年には伝記映画もできてるそう)

④ 1943年の1回切りのリズム・ボーイズのリユニオン
  ※ 歌は、いい意味でこなれた感じもあって凄く楽しい仕上がり

⑤ DECCAのアウトテイク
  DECCAには1200曲は録音してて、そうなってくると失敗テイクも
  いくつかは残ってる。40年代50年代の失敗テイク集めてコレクターが
  レコード作っちゃったり・・・その名も "BING BLOWS HIS TOP"
  ※ ビングは完全に意図して違う歌詞歌ってる。ワルノリヴァージョンね
    DVDではエンディングになってました

⑥ ビングのクラフト・ミュージック・ホールは5000万人が聴いてたから
  ラジオで紹介するとヒットする。この曲は合計7回歌ったから、ビングの
  13番目のナンバーワン・ヒットになったそう

⑦ ジュディ・ガーランドとのラジオでのデュエット
  ジュディが自殺未遂した直後で仕事が無かったけど、ビングが招集
  ジュディとは、このシーズンだけで8回共演。結果、ファンにはラッキー

⑧ 映画の口パク lip-synch用に録音したテイクを、映画宣伝用にプレスして
  ラジオ局に配ってたのね。そのテイク

⑫ バーリンは、ビー・ケアフル・イッツ・マイ・ハートがヒットすると
  思ってたけど、世界大戦に突入したためホワイト・クリスマスが大ヒット

その他、解説から離れて・・・

⑨ スティール・ギターじゃなくコーラスと歌ってるからハワイアンっぽくない

⑬ レス・ポールのギター1本だけで歌うこれがまたイイ!!

後半は、メジャー級とのデュエットが続きます

⑰ フランク・シナトラディーン・マーティン、3人で野郎どもと女たち
  
⑱ 上流社会からサッチモとのこれがジャズです
  オールスターズのメンバー紹介も映画と同じようにするんですが、
  ベースのアーベル・ショーだけが違うのか?
  サッチモWIKI見ながら聴いたけど名前が聞き取れない
  DVDだと分かるかな

⑲ 息子たちとのジェリコの戦い
  これ、スリリングで凄く好き

⑳ モーリス・シュヴァリエ

途中で、ホワイト・クリスマスが入ると季節感無くなるのですが・・・
それ以外は、イイCDですね~

2014年12月8日 アマゾンにて2,110円で購入
DVDと値段変わらないんや