今回は2008年発売のラジオ録音集
個別に見ていくと
① ビングは巻き舌で歌ってたり、パティはタメを作ったりと
コマーシャル録音とは違う歌い方を存分に楽しんでいる二人
ライブ・バージョン・アルバムの幕開けに相応しい1曲
② 南米珍道中からの1曲と作者の紹介をした後、 remarkable !でスタート
間奏にはトランペット・ソロ
③ コマーシャル録音と歌のアレンジは同じだけれど
バックでずっと鳴っているバンジョーが
カントリー・フレーバーを強調している
④ 先日聞いたベスト盤に収録されていたから記憶にあるものの
これまではあまり記憶に残らないバラード
⑤ ビング主演の古い映画『響け応援歌』からの1曲
ペギー・リーとのデュエットで一新
映画がカレッジものだからか
ビングの母校、ゴンザガ大学のグリークラブが参加
⑥ コマーシャル録音とアレンジが同じ
⑦ こちらもコマーシャル録音と同じアレンジで進み
2分を超えたところでレス・ポールのギターが登場
ここのソロではブルー・スカイのメロディから逸脱
ソロの後にビングの歌に戻るとオブリガートを付ける心憎い演出
⑧ コマーシャル録音ではフレッド・ウォーリングのコーラス隊と歌っていたもの
今回はかすかに聞こえるストリングスをバックに1人でしっとりと歌う
この構成も素敵だ
⑨ こちらはコーラスを従えて
基本的にはコマーシャルアレンジだけれど
節回しが微妙に違ったりしている
⑩ 「冷たき宵に」をジェーン・ワイマンと
少しハメを外した感じで2人楽しげに歌っている
⑪ 20年前の持ち歌を再演。音が切れたりしてるところがあるのが残念
声を張って歌うのは30代前半だけかと思っていたけど50歳の今回も
⑫ 息子ゲイリー(ライナーによると17歳)とのデュエット
バンジョーとベースだけのシンプル構成で1番のみを披露
コマーシャル録音と同様、ここでもでゲーリーは声を荒げている
⑬ ⑪と同様、こちらも20年前の持ち歌を再演
⑭ 映画『Just for you』 からの1曲を
ローズマリー・クルーニーと楽しく仕上げている
⑮ 1943年放送のホワイト・クリスマス
発売から1年経っただけだからか時代がそれを求めていたのか
ビングはコマーシャル録音通りに歌っている
ライナーには「この曲無くしてクロスビー・クラシックスを名乗れない」
でも、収録するなら最後にすべき
このCDは分かっている!
2019/5/14 AMAZON.USAから $10.98