瓶具黒墨のCDは玉石混交

ビング・クロスビーのCDコレクションを整理を兼ねてアップしています

【CD】CROSBY CLASSICS songs from his famous radio broadcasts

今回は2008年発売のラジオ録音集

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【USA】VARESEE SARABANDE RECORDS   302 066 905 2 
          ⓟ&Ⓒ 2008 
          二つ折りのライナー( Laurence Zwiscohn )
 

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ジャケット裏面にインターナショナル・クラブ・クロスビーの名前があるように
内容は珍&素晴らしい
 

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個別に見ていくと 

 

① ビングは巻き舌で歌ってたり、パティはタメを作ったりと

コマーシャル録音とは違う歌い方を存分に楽しんでいる二人

ライブ・バージョン・アルバムの幕開けに相応しい1曲

 

② 南米珍道中からの1曲と作者の紹介をした後、 remarkable !でスタート

間奏にはトランペット・ソロ

 

 

③ コマーシャル録音と歌のアレンジは同じだけれど

バックでずっと鳴っているバンジョー

カントリー・フレーバーを強調している

 

 

④ 先日聞いたベスト盤に収録されていたから記憶にあるものの

これまではあまり記憶に残らないバラード

  

⑤  ビング主演の古い映画『響け応援歌』からの1曲

ペギー・リーとのデュエットで一新

映画がカレッジものだからか

ビングの母校、ゴンザガ大学のグリークラブが参加 

  

⑥ コマーシャル録音とアレンジが同じ

 

⑦ こちらもコマーシャル録音と同じアレンジで進み

2分を超えたところでレス・ポールのギターが登場

ここのソロではブルー・スカイのメロディから逸脱

ソロの後にビングの歌に戻るとオブリガートを付ける心憎い演出

 

⑧ コマーシャル録音ではフレッド・ウォーリングのコーラス隊と歌っていたもの

今回はかすかに聞こえるストリングスをバックに1人でしっとりと歌う

この構成も素敵だ 

 

⑨  こちらはコーラスを従えて

基本的にはコマーシャルアレンジだけれど

節回しが微妙に違ったりしている

 

⑩ 「冷たき宵に」をジェーン・ワイマン

少しハメを外した感じで2人楽しげに歌っている

 

⑪  20年前の持ち歌を再演。音が切れたりしてるところがあるのが残念

声を張って歌うのは30代前半だけかと思っていたけど50歳の今回も 

 

息子ゲイリー(ライナーによると17歳)とのデュエット

バンジョーとベースだけのシンプル構成で1番のみを披露

コマーシャル録音と同様、ここでもでゲーリーは声を荒げている

 

⑬ ⑪と同様、こちらも20年前の持ち歌を再演

 

⑭ 映画『Just for you』 からの1曲を

ローズマリー・クルーニーと楽しく仕上げている

 

⑮ 1943年放送のホワイト・クリスマス

発売から1年経っただけだからか時代がそれを求めていたのか

ビングはコマーシャル録音通りに歌っている

ライナーには「この曲無くしてクロスビー・クラシックスを名乗れない」 

でも、収録するなら最後にすべき

このCDは分かっている!

 

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